ミストチャージシステムの取り付けに挑戦しました。

今年度は6月に新規車輛を2台を購入しましたが、世界的にコロナウイルスが蔓延した為に半導体を始めとする材料不足からスケジュール調整が難航してしまい納車から3か月過ぎても取り付けが出来ない状況でした。
10月に入りキットがやっと届いたのですが、取り付け業者さんのスケジュールが合わなかったので当社で初めて取り付けをしてみました。
尚、キット全体の写真等につきましては業者さん独自の制作なので各部分のみの掲載とします。

①ミストタンク架台の取り付け
今回は日野自動車レンジャー(架装:カヤバ社)の8t車2台に取り付けました。
設置場所は尿素システムが今回から新たに設置された為、スペースが中々確保する事が難しかったのですが、バッテリーの前のスペースとサイドガードを利用して設置してみました。

今までの液剤タンクは圧力を加え送るステンレス製で貯蔵量も少なくコンプレッサーの故障することから、今回からはダイヤフラムポンプを利用する方式にしました。

今までだと=圧力タンクのみ・・・約5万~8万円位

今回は
ポリタンク:約5.000円程度(自社購入)
タンク架台:(業者セット)
アングル:300円x2本(自社購入・自社加工)



④ユニットの組み立て
ミストシステムの心臓部の組み立てです。
ユニットの外装はトラック用のステンレス製工具箱を利用しました。
ユニットの主な中身は
・コンプレッサー: 35.000円(自社購入)
・チャージタンク:(メーカーセット)
・圧力センサー:(メーカーセット)
・シーケンサー:(プログラム済み)(メーカーセット)
・マニホールド:(メーカーセット)
・電磁弁:1.500円X3個(自社購入)
・ダイヤフラムポンプ:1個・約7.000円X3個(自社購入)
・電子ホーン用リレー:(メーカーセット)


操作パネルの配線が終了し確認の電源ON

パネル画面に生コン車の絵が入っているにビックリ

③ステンレスガードの取り付け

ミストは如何に密封出来るかで効果が変わってきます。

ステンレスガードの取り付けは一番苦労した作業でした。

車輛は同じメーカーでも微妙にずれがあります。それにより微調整しながカットしました。
固定するボルトナットはセットに入っていたものを使わず、ステンレス製のボルトナットを購入して固定しました。



⑤ユニットの取り付け
ユニットの取り付けは、車輛助手席側後方に設置しました。
たまたまあった廃材を利用してステーを作成し車輛に固定したあと車輛のステップとステーにユニットを固定しました。

作業終了

操作パネル

バックカメラ用モニター

電動ホッパーガード 操作スイッチ

カーナビゲーション

⑥操作電源・メイン電源の配線

メイン電源はバッテリーから直接取りました。

次に操作電源を運転席まで配線

同時に電動ホッパーガードとバックカメラの配線



②エアー及び液剤用チューブの配管
ミストを噴霧するノズルに対してエアー用と液剤用の配管が必要になります。
各チューブの管は三カ所にします。(ホッパー、スクープ、シュート)